概要:中世ヨーロッパに女騎士は実在したかどうかについて紹介!
結論:女騎士は少ないけど実在はした
アニメ・漫画・ゲーム等にて描かれる女騎士って凛々しくて強くてカッコイイですよね。
私は『ファイナルファンタジータクティクス』に登場する女騎士アグリアス・オークスが好きです。
さて、気になるのは実際に女騎士がいたかどうかです。
結論から言えば、数は少ないけど、女性騎士も実在しました。
イングランドの女騎士アグネス・ホト
実在した女性騎士の例としては1395年頃に馬上槍試合において男性相手に勝利を納めたとされるイングランド人の女性騎士アグネス・ホトが有名だと思います。
とある修道士が書き残した記録によれば、アグネス・ホトは病気になった父の代わりに男性と偽って馬上槍試合に出場して、槍を用いて相手の男を突き飛ばし落馬させたと言われています。
フランスの女騎士ジャンヌ・ダルク
ジャンヌ・ダルクは百年戦争の時代においてフランスに勝利をもたらした有名な女騎士です。
厳密には騎士階級ではなかったものの、有力者から甲冑、馬、剣、旗印を調達することに成功しており、戦場においては指揮官として活躍したとされています。
現在では、ジャンヌ・ダルクは映画・芝居などにおいて英雄として描かれることが多く、甲冑を着て剣を片手に軍を指揮する凛々しい女騎士としてのジャンヌ・ダルクが有名です。
アーミン騎士団の女騎士
そのほかの例としては、1381年にブルターニュ公ジャン5世が創設したアーミン騎士団の一員の中に女性騎士がいたとされています。
イングランドの女騎士フィリッパ・オブ・エノー
イングランド王エドワード3世の王妃フィリッパ・オブ・エノー(1314年 - 1369年)は、ガーター騎士団初の女性受勲者として知られる女騎士です。
1346年にイングランド北東部のネヴィルズ・クロスにて起きたスコットランド王国軍とイングランド王国軍の戦いにて、イングランド軍を鼓舞したことでも知られます。
ということで、今回は中世ヨーロッパに実在した女騎士について紹介しました。
尚、中世ヨーロッパの当時の暮らしについて興味がある方は以下書籍がオススメです。
上記2冊を読んでおけば、創作レベルには十分な知識が得られると思います。
中世ヨーロッパの武器防具のイラストの描き方について学びたい方は以下書籍が役に立立つはずです。
それぞれの時代の代表的な甲冑の名称や各部パーツ(ガントレット[Gauntlet]、グリーヴ[Greave]、サバトン[Sabaton] など)の構造を分解して図解。それぞれの時代背景、甲冑の着用方法、なんと、ホーバークの制作方法なども掲載。さらに、騎士の乗る馬の種類・馬具・馬鎧や、剣・槍・盾などの武具まで細かく解説。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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