概要:現役ゲームプランナーの視点から「ダッシュ(――)の使い方と注意点」について紹介!
使い方①:臨場感を出したい時に使用する
ダッシュ(――)は、臨場感を出すのに非常に有効な表現方法となります。
例えば、以下の通りです。
- 「――何ッ!?」
- 「――なんだとっ⁉」
- 「まさか――」
このように、ダッシュ(――)を使用することで、臨場感・緊迫感を出すことができます。
そのため、バトル作品では、非常にダッシュ(――)が多用されます。
実際、『BLEACH(ブリーチ)』『とある魔術の禁書目録』などのバトル作品では、ダッシュ(――)が非常に多用されています。
使い方②:会話を遮る場合に使用する
ダッシュ(――)は、会話を遮る場合にも使用することができます。
例えば、以下の通りです。
A「今日、放課後に――」
B「ごめん。今日はちょっと用があって……」
このように、ダッシュ(――)を使用することで、相手の会話を遮ることができます。
使い方③:含み・深みを持たせる場合に使用する
ダッシュ(――)は、含み・深みを持たせる場合にも使用することができます。
例えば、以下の通りです。
- 時は西暦1600年――
- 悪魔と戦う者たちがいた。
- 彼らは後にこう呼ばれる――祓魔師《エクソシスト》と。
もし、上記文章にダッシュ(――)を使わなかった場合、少し単調な見え方になると思います。
では、今度は、ダッシュ(――)を使用せずに表現してみましょう。
- 時は西暦1600年。
- 悪魔と戦う者たちがいた。
- 彼らは後にこう呼ばれる。祓魔師《エクソシスト》と。
いかがでしょうか。
淡々と事実が述べられているだけのように見えませんでしょうか?
ダッシュ(――)は、平坦な文章に起伏を作ることができるので、適宜つかった方が良いと考えています。
ダッシュ(――)の使用時の注意点
ダッシュ(――)と似た表現として、罫線(──)があります。
罫線(──)は、メールなどにて、文章を区切る際によく使用される表現となります。
もし、間違って罫線(──)を使用してしまった場合、印刷する際に文字化けしてしまう可能性があります。
そのため、ほとんどの出版物では、ダッシュ(――)が使用されています。
まとめ
ダッシュ(――)の使い方は、以下の通りです。
- 臨場感を出したい時に使用する
- 会話を遮る場合に使用する
- 含み・深みを持たせる場合に使用する
- 間違って罫線(──)を使わない