概要:魅力的なループ作品に共通して見られるテンプレ設定について一挙紹介!
- 人気ループ作品から学ぶ「魅力的なループ設定」
- ①目的達成のために何度も死んでやり直す
- ②ループしていることは周りには言えない
- ③未来を変えようとする
- ④過去または未来の自分と対決する
- 魅力的なループ作品テンプレ設定4種
今回はループものによくある「あるある」について紹介していきたいと思います。
人気ループ作品から学ぶ「魅力的なループ設定」
人気ループ作品にはしばしば共通して見られるテンプレ設定があると思います。
今回は人気ループ作品に見られるテンプレ設定について洗い出すことで、魅力的なループ設定について学んでいきたいと思います。
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①目的達成のために何度も死んでやり直す
魅力的なループ作品にはしばしば「目的達成のために何度も死んでやり直す」という設定が見かけられます。
例えば、以下の通りです。
✅映画『ハッピー・デス・デイ』におけるループ設定
- 主人公は誕生日の日に何者かに殺されてしまう
- 目覚めると再び誕生日の朝に戻っていた
- ループしている事に気づいた主人公は何度も殺されながら犯人の正体を追っていく
✅映画『ミッション:8ミニッツ』におけるループ設定
- 主人公は列車爆破を阻止するために列車爆発事件の8分前の世界に入り込む
- しかし、短い制限時間ゆえに爆破を阻止できずに何度も死んでしまう
- 主人公はループを利用して何度も死にながら《爆弾》と《爆弾犯》を追う
このように、魅力的なループものの特徴の一つとして「目的達成のために何度も死んでやり直す」という設定が見られます。
尚、両作品は何度も何度も死にながら犯人を追うというループ設定にミステリーを混ぜた面白い作品になっていました。
②ループしていることは周りには言えない
魅力的なループ作品では、しばしば「ループしていることは周りには言えない」という設定が見かけられます。
例えば、以下の通りです。
✅『Re:ゼロから始める異世界生活』におけるループ設定
- ループしていることに気づいた主人公はループしていることについて周囲の人に話そうとする
- しかし、ループという言葉を口にした瞬間、黒い影によって殺されてしまう
✅『ハッピー・デス・デイ』におけるループ設定
- 主人公はループしていることについて周囲の人に話す
- しかし、バカにされて、ほとんどの人に相手にされなかった
このように、魅力的なループものの特徴の一つとして「ループしていることは周りには言えない」という設定が見られます。
また、仮にループしていることについて話せたとしても、大抵の人間はまともに相手にしてくれませんでした。
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③未来を変えようとする
魅力的なループ作品では、しばしば「未来を変えようとする」という設定が見かけられます。
例えば、以下の通りです。
✅『未来日記』におけるループ設定
ある人物はある人物が死んでしまう未来を変えるために何度も同じ時間を繰り返す
✅『STEINS;GATE』におけるループ設定
- 主人公は奇蹟的にタイムマシンを発明してしまう
- それにより現在の世界線の延長上には破滅しかないことを知る
- 主人公は未来を変えるために行動する
「③未来を変えようとする」については「①目的達成のために何度も死んでやり直す」と似てるかもしれないけれど、微妙に異なります。
なぜなら③については①のように必ずしも死んでやり直す必要はないからです。
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④過去または未来の自分と対決する
魅力的なループ作品では、しばしば「過去または未来の自分と対決する」という設定が見られます。
例えば、以下の通りです。
✅『ルーパー』におけるループ設定
- タイムマシンで送られてきた人物を消すことを生業とする主人公
- しかし、ある日、主人公の下に送られてきた人物は未来の自分だった
- 現代の自分 vs 未来の自分による壮絶な戦いが始まる
また、漫画『未来日記』でも、過去の自分と未来の自分が対決するシーンが描かれていました。
このように、魅力的なループものの特徴の一つとして「過去または未来の自分と対決する」という設定が見られます。
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魅力的なループ作品テンプレ設定4種
最後にまとめです。
魅力的なループ作品によく見られる設定は以下の通りでした。
✅目的達成のために何度も死んでやり直す
✅ループしていることは周りには言えない
✅未来を変えようとする
✅過去または未来の自分と対決する
ぜひ創作する際に参考にしてみてください。
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