概要:『中世ヨーロッパの肉事情』について一挙紹介!
- ストーリーで学べる中世ヨーロッパ:干し肉 篇
- 【中世ヨーロッパ】肉といえば、もっぱら豚肉がメインだった。牛肉はまれ
- 【中世ヨーロッパ】貴族が好きな肉は、山鳥・鹿肉など稀少性の高い肉だった
- 【中世ヨーロッパ】肉の食べ方・調理方法
- ストーリーで学べる中世ヨーロッパ:干し肉 篇 -完-
ストーリーで学べる中世ヨーロッパ:干し肉 篇
ストーリーで学べる中世ヨーロッパとは
あなたは、ある日、現代から中世ヨーロッパにタイムスリップしてしまう。
あなたの目的は、再び現代に帰ること。
あなたは、知識を身に付けながら過酷な中世ヨーロッパを生き抜く決心をする。
あなたは、長い間お世話になっていた農村に別れを告げる。
次に向かう先は、決まっていた。
マルグリッド・オブ・ランカスター
王都ロンドンは此処から少し遠い。長旅になるぞ
あなたは、強く頷く。
尚、「ストーリーで学べる中世ヨーロッパ」シリーズについて最初から読みたい方は、以下記事を読んでみてください。
【中世ヨーロッパ】肉といえば、もっぱら豚肉がメインだった。牛肉はまれ
庶民は、滅多に肉を口にする事はできませんでした。
しかし、祭り・記念日には、家畜の豚を料理しました。
とはいえ、今のように冷蔵庫がある訳ではないので、豚肉は基本的に塩漬けにして保存されました。
尚、牛肉については、ほとんど口にすることはできなかったようです。
理由としては、牛については豚のようにすぐに肥えてまるまる太ってくれるという訳にはいかなかっただめだと言われています。
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ストーリーサイド
あなたは、村を出る前に、騎士様に疑問を口にした。
マルグリッド・オブ・ランカスター
食事の心配なら不要だ。愛馬に干し肉を積んでいる
【中世ヨーロッパ】貴族が好きな肉は、山鳥・鹿肉など稀少性の高い肉だった
貴族も庶民のように豚肉を食べました。
しかし、貴族は、稀少性の高い肉を好んでいたようです。
当時に稀少性が高かった食用肉は、以下の通りです。
- 牛
- 野兎
- 山鳥
- 羊
- 鹿
尚、庶民でも牛・羊は飼っていました。
しかし、牛・羊は貴重な労働力・収益源となるため、食されることは滅多になかったようです。
【中世ヨーロッパ】肉の食べ方・調理方法
肉は、基本的に単純に炙って食されることが多かったようです。
塩漬けにしているため、炙るだけでも味はあったと思われます。
肉料理を作る際は、塩漬けにした肉を水に戻してから調理しました。
味付けとしては、スパイスを利用して大味な味付けが好まれたようです。
ストーリーで学べる中世ヨーロッパ:干し肉 篇 -完-
あなたは、道中、干し肉を頬張りながら「これから先どうなるのだろうか」と漫然と考えていた。
次話:痛む傷、疼く心
尚、中世ヨーロッパを舞台とした作品を書きたい方は、以下1冊があると便利だと思います。