概要:小説・漫画・アニメにおける"思わず胸が熱くなる展開・演出"について一挙紹介!
- 人気バトル作品から学ぶ「魅力的な演出方法」
- 演出①:主人公が覚醒して強くなる
- 演出②:ダメと思われているけど本気を出すと強い
- 演出③:ライバルまたは敵と共闘する
- 演出④:ピンチの時に遅れて助けに来る
- 演出⑤:イチかバチかの大技を使用する
- 演出⑥:弱虫のヘタレが意地を見せる
- 演出⑦:仲間が残した手かがりをもとに勝つ
- まとめ
人気バトル作品から学ぶ「魅力的な演出方法」
人気バトル作品にて共通して見られる"胸が熱くなる展開"について洗い出すことで、魅力的な演出方法について学んでいきたいと思います。
尚、ストーリーの作り方について気になる方は、以下記事も見てみてください。
演出①:主人公が覚醒して強くなる
人気バトル漫画・アニメでは、しばしば「主人公が覚醒して強くなる」という熱い展開が見られます。
例えば、以下の通りです。
漫画『クレイモア』における熱い展開・演出
- 主人公クレアは、戦士の中で最も弱いとされるNo.47の序列に位置していた
- ある日、チームメンバーの一人として、覚醒者と呼ばれる化物の討伐任務に呼ばれる
- 仲間たちは、覚醒者によって、次々と嬲り殺されていく
- しかし、主人公クレアは、満身創痍の中、秘めていた力を発揮する
- 覚醒者と呼ばれる化物を翻弄するかのように次々に四肢を斬り落としていく
このように、人気バトル作品では「絶望的な状況の中、傷だらけの主人公が覚醒して再び立ち上がる」という演出を入れることで、胸が熱くなる展開を作っていました。
尚、漫画『CLAYMORE(クレイモア)』は、絶望的な状況から覚醒して形成逆転する展開が非常に上手い作品となっていました。
この世界において古より人は「妖魔」に喰われる存在であった。しかし背に大剣を背負い、妖魔と戦う一人の戦士が現れ…。「クレイモア」と呼ばれる少女の戦いが始まる!!
演出②:ダメと思われているけど本気を出すと強い
人気バトル漫画・アニメでは、しばしば「ダメと思われているけど本気を出すと強い」という熱い展開が見られます。
例えば、以下の通りです。
『NARUTO』における熱い展開・演出
- 主人公たちが在籍する第七班を担当する教官はたけカカシは、普段お気楽でムッツリな教師
- しかし、その正体は他国にも恐れられる「コピー忍者のカカシ」だった
- いざ生徒に危機が迫ると、写輪眼と呼ばれる特殊な瞳を用いて、相手の忍術をコピーして戦った
このように、人気バトル作品では、「普段は平凡または無能とされているけど、本気を出すと超絶に強い」という演出を入れることで、胸が熱くなる展開を作っていました。
尚、魅力的なバトルアクションの描き方について興味がある方は、以下書籍が参考になるかと思います。
▼本書の特徴
・銃/ライフル/剣/槍などの武器構えの描き方について学べる
・キック/パンチなど各種アクションの描き方について学べる
演出③:ライバルまたは敵と共闘する
人気バトル漫画・アニメでは、しばしば「ライバルまたは敵と共闘する」という熱い展開が見られます。
例えば、以下の通りです。
『鋼の錬金術師』における熱い展開・演出
- 七つの大罪の一つ「強欲」を司るグリードは、元々、人間に敵対するホムンクルスだった
- しかし、ある事情から、主人公たちに協力することになる
- 遂には、主人公たちと肩を並べて、ラスボスと戦う
このように、人気バトル作品では、「ライバルまたは敵と共闘する」という演出を入れることで、胸が熱くなる展開を作っていました。
尚、武器防具のイラストの描き方について興味がある方は以下書籍がオススメです。
▼本書の特徴
・西洋の甲冑の構造について分解して図解してくれている
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演出④:ピンチの時に遅れて助けに来る
人気バトル漫画・アニメでは、しばしば「ピンチの時に遅れて助けに来る」という熱い展開が見られます。
例えば、以下の通りです。
『パンプキン・シザーズ』における熱い展開・演出
- ヒロインのアリス・L・マルヴィンは、名家の生まれのため、不本意ながらも貴族の社交界に出席する
- しかし、社交界の最中、貴族に不満を持つ平民のクーデターに遭ってしまう
- 装備もろくに用意していなかったアリスは、敵の一人に苦戦を強いられてしまう
- そんな中、主人公が遅れて登場。形勢逆転が一気に逆転する
このように、人気バトル作品では、「ピンチの時に遅れて助けに来る」という演出を入れることで、胸が熱くなる展開を作っていました。
尚、漫画『パンプキンシザーズ』は、「戦災復興」をテーマに、戦後の荒廃とした帝国に吹き溜まる惡と対峙する面白い作品になっていました。
それは、戦災という名の“もうひとつの戦争”!!帝国陸軍情報部第3課、“復興”を担うモノたち。通称――PumpkinScissors(パンプキン・シザーズ)!!永き戦乱により荒廃しきった帝国各地。停戦後の3年間を奔走(ほんそう)するパンプキン・シザーズだが、なかなか成果は挙がらぬまま……。しかしある日突然現れた、大重量の単発拳銃を片手で操る“巨漢の復員兵”が、この国の《運命》を変えていく――!!!!
演出⑤:イチかバチかの大技を使用する
人気バトル漫画・アニメでは、しばしば「身体的負担は大きいけれど、威力は絶大となるイチかバチかの大技を使用する」という熱い展開が見られます。
例えば、以下の通りです。
『キングダム』における熱い展開・演出
- ヒロイン・羌瘣 (きょうかい)は、呼吸量を整えることで、鬼神の如き身体能力を発揮する技「巫舞」を使用する
- しかし、身体的負荷が非常に高い技だった
- 羌瘣 (きょうかい)は、敵将・劉冬を討つため、限界まで巫舞を使用する
このように、人気バトル作品では、「身体的負担は大きいけれど、威力は絶大となるイチかバチかの大技を使用する」という演出を入れることで、胸が熱くなる展開を作っていました。
尚、必殺技の作り方について興味がある方は、以下記事も見てみてください。
演出⑥:弱虫のヘタレが意地を見せる
人気バトル漫画・アニメでは、しばしば「弱虫のヘタレが意地を見せる」という熱い展開が見られます。
例えば、以下の通りです。
『鬼滅の刃』における熱い展開・演出
- 主人公の仲間のひとり我妻善逸は、敵を前にすると「怖い」「死にたくない」と言って、逃げ回るほどのヘタレだった
- しかし、とてつもない危機においては、子供を庇うため、仲間を守るため、命を賭して敵と戦った
このように、人気バトル作品では、「弱虫のヘタレが意地を見せる」という演出を入れることで、胸が熱くなる展開を作っていました。
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演出⑦:仲間が残した手かがりをもとに勝つ
人気バトル漫画・アニメでは、しばしば「仲間が残した手かがりをもとに勝つ」という熱い展開が見られます。
例えば、以下の通りです。
『ジョジョの奇妙な冒険』第3部における熱い展開・演出
- 主人公の仲間の一人は、死に際、ラスボスの能力の謎に気づく
- 仲間にラスボスの能力の謎を伝えるため、メッセージを残す
- 主人公は、仲間のメッセージに気づき、ラスボスの能力を見破る
このように、人気バトル作品では、「仲間が残した手かがりをもとに勝つ」という演出を入れることで、胸が熱くなる展開を作っていました。
まとめ
最後にまとめです。
小説 漫画 アニメから学ぶ"バトル作品における熱い展開・演出"としては、以下の通りでした。
演出①:主人公が覚醒して強くなる
演出②:ダメと思われているけど本気を出すと強い
演出③:ライバルまたは敵と共闘する
演出④:ピンチの時に遅れて助けに来る
演出⑤:イチかバチかの大技を使用する
演出⑥:弱虫のヘタレが意地を見せる
演出⑦:仲間が残した手かがりをもとに勝つ
ぜひ創作する際に参考にしてみてください。
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