概要:現役ゲームクリエイターの「リアルな1日の流れ」について一挙紹介!
プロフィール:わたなべ りょう
▼略歴
・明治大学政治経済学部卒
・株式会社カプコンに4年半勤務
・ゲームプランナー/アクションプランナー
・フリーランスとして独立
・特技は「テコンドー」「カポエイラ」
▼制作実績
・モンスターハンター ライズ
・モンスターハンター エクスプロア
・小説「LANCASTER《ランカスター》」
ゲームクリエイターの一日の始まりは少し遅め【9:30~10:00頃に出社】
ゲームクリエイターの朝は、一般的な会社員の方よりは少し遅めだと思っています。
実際、株式会社カプコンなど複数の大手ゲーム企業にて勤務した身としては、9:30~10:00ぐらいに出社する企業が多いという実感です。
金融保険業界だと7:00~8:00に出社もザラ
元々、「政治経済学部」という非常に堅い学部にいたため、周りには金融保険業界の方が結構います。
金融保険業界の友人たちの話を聞くと、朝は大体7:00~8:00とかに出社しているとのことでした。
そう考えると、ゲームクリエイターの朝はだいぶ遅い方だと思います。
2020年からはゲームクリエイターの働き方も変化
2020年のゲーム業界では、緊急事態宣言によって、「リアル出社」から「リモートワーク」に切り替えるゲーム会社が非常に多くなりました
実際、自分の場合も現在はリモートワークにて働いています
尚、ゲームクリエイターのリモートワークについて興味がある方は、以下記事も見てみてください。
ゲームクリエイターの午前の流れは「朝会」「メール確認」「バグチケ確認」【10:30~12:00頃】
ゲームクリエイターの午前の流れは、ざっくり以下の通りです。
ゲームクリエイターの午前の流れ【10:30~12:00】
朝会(チームの共有事項などの共有)
メール確認(メールの確認をして返信をする)
チャット確認(Teams、Skype等のチャットの確認)
バグチケットの確認(ゲームの不具合報告が来ていないかを確認する)
実体験から言えば、ゲームクリエイターの午前の流れは、大体こんな感じです。
「朝会」「メール確認」「チャット確認」については、別の業界でも一般的に行われていることだと思います。
一方、ゲーム業界特有の仕事として「バグチケットの確認」があります。
バグチケットの確認とは?
ざっくり言えば、ゲームに関する不具合報告のことです。
ゲームの開発または運営をする際には必ず品質チェックをする部門があります。
バグチケットの確認とは、品質チェック部門から報告された不具合に目を通すといった感じですね。
ゲームクリエイターの午前の流れは、以上となります。
そのほかとしては、たまに朝にミーティングが入ることもあります。
ゲームクリエイターの午前の流れ まとめ【10:30~12:00】
①朝会(チームの共有事項などの共有)
②メール確認(メールの確認をして返信をする)
③チャット確認(Teams、Skype等のチャットの確認)
④バグチケットの確認(ゲームの不具合報告が来ていないかを確認する)
尚、ゲームプランナーを目指している方には、ぜひ自著も読んでみてください。
企画書の書き方についてまとめているので、役に立つかなと思います。
ゲームクリエイターのお昼休みはどんな感じか【12:00~13:00】
午前の仕事が終わると、お昼の休憩時間になります。
どこで昼飯を食べるかについては、人それぞれです。
ゲーム会社は、基本的に都会にあるため、昼飯を食べる場所はたくさんある感じです。
ゲーム会社の社員食堂は独特で面白い
ゲーム会社の中には、社員食堂を併設した会社もあります。
ゲーム会社の社員食堂のメリットとしては、以下の通りですね。
・基本的に安い(1食500円くらい)
・ゲームをモチーフにした料理が置いてある
・社員食堂の中に置いてあるゲームの筐体で遊べる
外食にするか社員食堂にするかは、人それぞれって感じですね。
ちなみに、自分の場合で言えば、昼飯は食べていません。
お昼に腹いっぱい食べてしまうと、眠くなるので。
昼飯を食べた後は、人によっては「ゲーム」「ボードゲーム」をする方もいらっしゃいます。
ゲーム業界では、特別珍しい風景ではない感じです。
尚、ゲーム会社の雰囲気について興味がある方は、以下記事も見てみてください。
ゲームクリエイターの午後の流れは基本的に「制作活動」に集中【13:00~18:00】
午後からは、基本的には、各職種ごとにそれぞれ制作活動を行っていきます。
例えば、こんな感じです。
ゲームクリエイターの午後の流れ【13:00~18:00】
■ゲームプランナーの場合
・企画書/仕様書作成
・各種パラメーターの調整
・テキスト制作
・実装物の確認 etc
■プログラマーの場合
・実装物の実装対応
・不具合修正対応 etc
■デザイナーの場合
・モデル/エフェクト/キャラデザ/背景/モーション対応 etc
■サウンドの場合
・サウンド、効果音、ボイス対応 etc
基本的には、どのゲーム会社でも、午後はこんな感じで実装作業を進めていく感じになるかと思います。
人によっては、午後もミーティングだらけという方もいらっしゃるかと思います。
個人的な体感としては、「ゲームプランナー」「ディレクター」「プロデューサー」はミーティングが多いという印象です。
ゲームクリエイターにとってはゲームをするのも仕事
勤務時間中に「制作中のゲーム」を遊ぶこともあります。なぜなら、自分たちが作っているゲームを遊ばないと、問題課題が見えてこないためです。
ゲームプランナーの場合は、特に勤務時間中にゲームをすることが多い感じです。
尚、ゲームプランナーの仕事内容について興味がある方は、以下の記事も読んでみてください。
ゲームクリエイターは時には残業をすることもあります【18:00~22:00】
「ゲームクリエイターの1日の働き方」というテーマの記事を見ていると、よく定時までのことしか書いていない記事があるかと思います。
「18時:退社」といった綺麗な書き方を見かけます。
でも、実際にはゲームクリエイターは残業をすることもあります
当然、"締切が近い場合"は残って働くこともあります。
とはいえ、朝まで残って働くのはまれ
残業をすると言っても、基本的には22時くらいまでしか残業しない印象です。
大手ゲーム会社の場合は、労働時間の管理もしっかりしているため、遅くまで残っていると、むしろ「早く帰れ」と怒られます。
ただ、鬼のように忙しい時は深夜または朝まで残って働くこともあります。
尚、「ゲーム業界の労働時間」について興味がある方は、以下の記事も読んでみてください。
残業だらけのゲーム会社はヤバいので辞めた方が良い
忙しい時期は除くとして、長時間残業が恒常的に発生しているゲーム会社は"さすがにヤバイかな"と思います。
もちろん、締切前とか忙しい時期であれば、一時的に残業することも確かにあります。
自分の場合、今までのゲームクリエイター生活の中において、"日常的に長時間残業をする"といったことはありません。
基本的には、定時に帰っている感じです。
入ってみてヤバそうだったら、別のゲーム会社に転職した方が良いかと思います。
転職する際は【マイナビクリエイター】 が使いやすいですよ。
ゲーム業界の転職案件に特化しているので、かなり仕事を見つけやすいですね。
エージェントの方もゲーム業界に詳しいので、頼りになります。
転職を検討しているなら、エージェントの方に一回条件を伝えて、相談してみるといいですよ。
関連記事:失敗しないゲーム会社の選び方
ゲームクリエイターの一日の流れ 【9:30~18:00】
最後にまとめです。
ゲームクリエイターの一日の流れとしては、大体、以下の通りになるかと思います。
ゲームクリエイターの午前の流れ【9:30~12:00】
①朝会(チームの共有事項などの共有)
②メール確認(メールの確認をして返信をする)
③チャット確認(Teams、Skype等のチャットの確認)
④バグチケットの確認(ゲームの不具合報告が来ていないかを確認する)
ゲームクリエイターの午後の流れ【13:00~18:00】
■ゲームプランナーの場合
・企画書/仕様書作成
・各種パラメーターの調整
・テキスト制作
・実装物の確認 etc
■プログラマーの場合
・実装物の実装対応
・不具合修正対応 etc
■デザイナーの場合
・モデル/エフェクト/キャラデザ/背景/モーション対応 etc
■サウンドの場合
・サウンド、効果音、ボイス対応 etc
忙しい時期は残業することもあります【18:00~22:00程度】
自分の場合は、普段は基本的に定時で帰ることができています。
残業をするのは、よっぽど忙しい時ぐらいです。
なので、そこまで心配する必要はないと思いますよ。
ゲーム業界は面白いので目指す人が増えるといいな
自分は、いちゲームクリエイターとして「ゲーム業界が超絶大好き」だし「ゲーム業界は魅力的」だと思っています。
とはいえ、ゲーム業界のことって「あまり知られていないなー」と感じています。
なので、これを機に、ゲーム業界のことを知って貰って、興味を持って貰えれば幸いです。
一緒に面白いゲームを作れるといいですね。
ゲームプランナーとしてお待ちしています!
将来的にゲームクリエイターをめざしている方へ
ゲームクリエイターとしての制作スキルを身に付けたい方は、専門学校で勉強しておくと良いですよ。
ゲームプランナー/デザイナー/プログラマーなど業務に必要となる知識について実践的に学べるので。
アミューズメントメディア総合学院 は、ゲーム業界でも卒業生の方が多いので、進路先の候補として良いかなと思います。
興味がある方は、説明会の予約または資料請求をして、学費/学科/カリキュラムについて調べておくとイイと思います。