概要:現役ゲームプランナーの立場から「ゲーム業界の転職事情」について紹介!
プロフィール:わたなべ りょう
▼略歴
・明治大学政治経済学部卒
・株式会社カプコンに4年半勤務
・ゲームプランナー/アクションプランナー
・フリーランスとして独立
・特技は「テコンドー」「カポエイラ」
▼制作実績
・モンスターハンター ライズ
・モンスターハンター エクスプロア
・小説「LANCASTER《ランカスター》」
ゲーム業界って転職は難しい?
実体験からの結論としては、以下の通りです。
① ゲーム開発経験者なら転職案件は豊富
② ゲーム業界に近いクリエイティブ職はチャンス有
③ 第二新卒なら新卒枠として入れるチャンス有
実際にゲーム業界で働いてきて見てきた事例は、こんな感じですね。
それでは、一個ずつ解説していきます。
尚、ゲーム業界の働き方について興味がある方は以下の記事も読んでみてください。
ゲーム開発経験者なら転職案件は豊富
実体験から言って、商業ゲームの開発経験者であれば、オファーは多いので、特に心配する必要はないと思います。
今までゲーム会社にて商業ゲームを開発してきた経験があれば、別のゲーム会社に転職するのはそこまで難しい訳ではないです。
実際、自分の場合、カプコンを辞めた後、ほかの日系大手ゲーム会社にて働いている感じですね。
ただ、転職するにしてもキャリアは必要
大手ゲーム会社の場合、中途採用の募集要項の条件も厳しくなっていきます。
よく見かける募集要項は、以下の通りです。
・開発経験3年~
・開発経験5年~
・PS5/任天堂Switchなどのハイエンド作品の開発に携わったことがある方
・UnrealEngineまたはUnityを使用して開発したことがある方
上記の募集要項はよく見かける印象です。
とりあえず5年くらい開発経験があれば、フィルタリングに引っかからずにスムーズに面談までは行けると思います。
逆に言えば、開発経験者であっても、経験年数などによってはフィルタリングに引っかかってしまうことがあるので、留意しておいた方が良いかと。
別のゲーム会社に転職する場合
【マイナビクリエイター】 を使うといいですよ。
ゲーム業界の転職案件に特化しているので、かなり仕事を見つけやすいです。
転職エージェントの方に相談すれば、条件に合った内容を探して提案してくれるので、一度相談してみるといいと思います。
転職エージェントを使えば、面談のスケジュール調整/年収交渉などしてくれるので、仕事しながらでも転職活動ができるので便利ですよ。
関連記事:【実体験】失敗しないゲーム会社の選び方【ホワイト企業】
ゲーム業界に近いクリエイティブ職はチャンス有
開発現場には、ゲーム業界に近いクリエイティブ職から転職してきた人も見かけます。
例えば、以下の通りです。
・ソフトウェア制作
・スマートフォンアプリ制作
・Web制作
よく見かけるのは、ソフトウェア系出身のプロダクトマネージャの方ですかね。
あとは、IT系出身の人事部の方も見かけます。
ゲーム業界に近い職種から転職してくる方は普通にいるので、ゲーム業界に転職するチャンスはあると思います。
転職エージェントに相談してみるといい
もし別業界からゲーム業界に転職を検討しているのであれば、一度ゲーム系の転職エージェントに相談してみるといいと思います。
自分にマッチした転職案件があるかどうか探して提案してくれるので、参考になると思います。
クリエイティブ職の方であれば、ゲーム業界の転職に特化した【マイナビクリエイター】に登録できるので、一度相談すると良いかと。
尚、ゲーム業界の収入について興味がある方は、以下の記事も読んでみてください。
第二新卒なら新卒枠として入れるチャンス有
第二新卒でゲーム業界に転職する人もたまに見かけますね。
あまり多い事例ではないけれど、あるにはある感じです。
そもそも第二新卒とは
新卒入社から3年未満となる求職者のこと
ゲーム会社の採用HPを見れば分かると思うけれど、「第二新卒可」と記載されているゲーム会社はけっこうありますよ。
もし興味があれば、応募してみるのもアリかなと思います。
ただ、第二新卒は「新卒扱い」になるので、年収は下がってしまうかなと思います。
ゲームが好きなら目指す価値はあり
ぶっちゃけ、ゲーム開発はおもしろいですよ。
ずっとゲームプランナーとして働いているけれど、ぜんぜん飽きないので。
ゲームが好きなら良い職場だと思います。
尚、「ゲーム会社の採用試験対策」に興味がある方は、以下の記事を読んでみてください。
結論:ゲーム業界の転職は難しいのか→経歴による
最後にもう一度まとめておきますね。
ゲーム業界の転職の難易度は、経歴による感じです。
具体的には、以下の通りです。
① ゲーム開発経験者なら転職案件は豊富
② ゲーム業界に近いクリエイティブ職はチャンス有
③ 第二新卒なら新卒枠として入れるチャンス有
こんな感じですね。
ゲーム業界に興味がある方は、ぜひチャレンジしてみるとイイかなと思います。
今回はこんな感じで終わりたいと思います。ではではー。
尚、ゲーム業界にて就職活動をする前に知っておいて欲しいことをまとめた書籍を作ったので、気になる方はぜひ見てください。