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なぜゲーム会社の離職率は高いのか? リストラ? 転職?

なぜゲーム会社の離職率は高いのか? リストラ? 転職?

概要:現役ゲームプランナーの立場から「なぜゲーム会社の離職率が高いのか」について語ります。

 

 

プロフィール:わたなべ りょう 

https://www.instagram.com/p/CBE2mfBp592/

 

▼略歴
・明治大学政治経済学部卒

・株式会社カプコンに4年半勤務

・ゲームプランナー/アクションプランナー

・フリーランスとして独立

・特技は「テコンドー」「カポエイラ」

 

▼制作実績

・モンスターハンター ライズ

・モンスターハンター エクスプロア

・小説「LANCASTER《ランカスター》」

 

当ブログは、現役ゲームクリエイターの視点から、 以下情報について発信するブログとなります。

 

・最新のエンタメ業界に関するニュース

・クリエイターのライフスタイル×ワークスタイル

 

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この記事は,こんな人に向けて書いています。

 

・ゲーム会社の離職率はどれくらい?

・ゲーム会社を辞めた後はどうなるの?

・離職する理由は何?

・ゲーム会社は長く働けるの?

 

今回は、現役ゲームプランナーの立場から、「なぜゲーム会社の離職率が高いのか」について語ります。

 

 

 

ゲーム会社の3年後離職率のデータ

 

出典:東洋経済新報社 就職四季報 2021年版

 

  1. ソニー・インタラクティブエンタテイメント  0%
  2. 任天堂 2.0%
  3. バンダイナムコエンタテイメント 15.6%
  4. スクウェア・エニックス 27.3%
  5. コナミデジタルエンタテイメント 12.0%
  6. カプコン NA

 

3年後の平均離職率は、ソニーと任天堂を除けば、約18.3%です。10人中2人は、入社してから3年以内に退職する計算です。

 

厚生労働省の平成29年上半期雇用動向調査結果の概況によれば、平成29年度上半期の全体離職率平均は全体で8.5%です。

 

ゲーム業界は全業界の中でもトップクラスに離職率の高い業界

 

では、なぜ、こんなに離職率が高いのか? 次の項目では、その理由について説明していきます。

 

 

ゲーム会社では転職が普通
 

ゲーム業界では、わりと転職をバンバンします。なぜなら、プログラムやデザイン、企画などの特殊技能を持っているためです。

 

正直すぐに辞めても、また同じゲーム業界なら、次の仕事が簡単に見つかりやすいです

 

理由は、市場規模20兆円と言われる成長発展の著しいゲーム業界では、ゲーム制作経験者の求人が非常に多いためです。

 

ゲーム会社は、年中、中途採用を募集している所が多いです。なぜなら、どこの会社も開発タイトルの人員が常にカツカツで人手が足りない状態のため。

 

特に東京は、ゲーム制作者の求人が多いです。実際、僕も声を掛けて貰うことが多いです。

 

こうした背景から、ゲーム業界では、結構簡単にサクサク転職する人が多いです。事実、僕の周りの人たちも色んな会社に転職しています。

 

 

 

ゲーム会社の転職理由

 

ゲーム会社の退職理由は、主に以下の通りです。

 

①収入やポジジョンを上げるため

 

②別のゲームを作りたくなったため

  

③ゲーム以外の別の事に挑戦したくなったため

 

④ゲーム制作に疲れた

 

 

ゲーム会社の転職理由① 収入やポジジョンを上げるため

 

一番多い理由は、やっぱり収入かなと思います。

 

先輩や同期と話していると、「他社から〇〇万でオファー受けたからそっち行こうかな」みたいな話をよく聞きます。

 

ゲーム業界では、新卒で一から育てるより、経験者を引っこ抜いて即戦力として使う方が早いので、そこそこの額を提示しがちです。

 

そのせいか、辞める人も多いです。

 

 

ゲーム会社の転職理由② 別のゲームを作りたくなったため

 

これもゲーム業界あるあるですね。もう何回聞いたことか。

 

  1. アクションゲームを作りたくなったからA社に行くわ
  2. シナリオゲームを作りたくなったからB社に行くわ

 

みたいな感じの理由での転職も多いです。実際にゲームを作っている身としては、この理由はよく分かります。

 

同じジャンルのゲームを作っていると、たまに別ジャンルのゲームも作ってみたくなります。

 

また、他社の〇〇というタイトルに携わりたいから、という理由で辞める人も多いです。

 

 

ゲーム会社の転職理由③ ゲーム以外の別の事に挑戦したくなったため

 

これもよくある理由です。

 

・デザイナーの場合

お菓子のパッケージデザインをする仕事をしたり、動画編集系の仕事をしたりなど

 

・ゲームプランナーの場合

ライターやゲームメディアの編集をしたり、イベント系の企画をしたりなど

 

 

ゲーム会社の転職理由④ ゲーム制作に疲れた

 

この理由は、たまに聞きます。

 

「ちょっと、疲れたからしばらく旅に出るわ」とか「しばらくニートになるわ」みたいな感じです。

 

忙しい時期が続くと、そういう気持ちになるのも分かります。ただ、後々聞くと、またゲーム業界に戻って働いている人もいます。

 

 

結論:ゲーム業界の離職率が高いのは転職が多いため

 

説明した通り、ゲーム会社は転職が非常に多いです。そのため、離職率が高い感じになっています。

 

とはいえ、転職する場合は、ある程度ゲームの制作実績を付けてから、転職活動をした方が良いと思います。理由は以下の通りです。

 

中途採用の募集要項にはよく「ゲームの制作実績2~3年以上」または「AAAタイトル制作実績がある方」などが書かれていることがあります

 

なので、そこそこ実績を作ってから、転職はした方がしやすいかなと思います。

 

 

尚、下記ラジオでは、エンタメ業界に関する最新情報についていち早く発信中!

 

また、筆者がシナリオ担当として描いたダークファンタジー小説「LANCASTER《ランカスター》 不死のラーフ篇」についても気になる方は、ぜひ試し読みしてみてください。