概要:現役ゲームプランナーの立場から「コミュ障でもゲームプランナーになれるのか」について紹介!
プロフィール:わたなべ りょう
▼略歴
・明治大学政治経済学部卒
・株式会社カプコンに4年半勤務
・ゲームプランナー/アクションプランナー
・フリーランスとして独立
・特技は「テコンドー」「カポエイラ」
▼制作実績
・モンスターハンター ライズ
・モンスターハンター エクスプロア
・小説「LANCASTER《ランカスター》」
コミュ障でもゲームプランナーになれるのか?
結論から言えば、「可能」だと思います。
理由は、以下の通りです。
・お喋りが上手い必要は特にない
・最低限「報連相」ができていればOK
・論理的思考が重要
一個ずつ解説していきますね。
尚、ゲームプランナーの働き方について興味がある方は、以下の記事も読んでみてください。
お喋りが上手い必要は特にない
ゲームプランナーって言うと、以下のイメージがあるかと思います。
・お喋りが上手い
・そつなく雑談をこなせる
・会話に対して苦手意識がない
学生時代はゲームプランナーに対して上記イメージを持っていました。
確かに、ゲームプランナーは会話上手が多いと思います。
実際、他セクションと気軽に雑談しているゲームプランナーの姿はよく見かけます。
ただ、別に雑談はマストではない
正直、雑談する理由は、仕事の話の前にワンクッション置きたいからですね。
ゲームプランナーは、職業柄、他セクションに発注/修正依頼など仕事の依頼をしなければなりません。
でも、相手の席に行って、「〇〇作ってください」といきなり仕事の話を振って、「じゃあ、後は任せた!」では無愛想じゃないですか。
でも、「雑談」はマストではないので、別にする必要はないです。
ゲームプランナーとしては要件さえ満たせれば、業務的には問題ないので。
ただ、雑談できるくらいには打ち解けられた方が相談しやすいとは思いますよ。
最低限「報連相」ができていればOK
報連相とは、「報告」「連絡」「相談」のことです。
一般の会社でも言われていることだとは思うけれど、ゲーム業界でも「報連相」は重要です。
ゲーム業界の報連相は、大体、以下の通りです。
報:バクなどの不具合/問題点に関する報告
連:進捗共有 / 課題共有 / 開発スケジュール共有
相:「どのように実装するか」「どうやって問題を解決するか」といった相談
上記「報連相」さえできていれば、業務上における支障はないはずです。
別に無理して交流して会話しようとする必要はないかと。
また、相手によっては「雑談は好きじゃない」人もいるので、必ずしも雑談する必要はないです。
論理的思考が重要
「気軽に話せる」「会話が上手」は、確かにゲームプランナー的には有利だと思います。
でも、イチバン重要なことは「論理的思考」だと思います。
論理的思考とは、以下の通りです。
・論理的思考とは、論理に破綻がないこと
・簡単に言えば、「Aです。なぜならBだからです」に矛盾がない状態
職業柄、他セクションに説明することが多いため、論理に破綻があるとツッコまれて説得できません。
「え、じゃあ、これって〇〇でいいんじゃないの?」といった感じです。
でも、ゲームプランナー的には企画を通せないとマズいので、納得して貰う必要があります。
そのため、ゲームプランナーには論理的思考が重要になると考えています。
論理的思考が苦手だと思う場合
とりあえず下記ドリルを一周すれば、論理的思考の基礎は身に着くと思います。
就活する前に一度目を通しておくと役に立ちますよ。
結論:コミュ障でもゲームプランナーになれる
理由は、以下の通りです。
・お喋りが上手い必要は特にない
・最低限「報連相」ができていればOK
・論理的思考が重要
ぶっちゃけ、会話が苦手であれば、別に無理して雑談する必要はないと思いますよ。
実際、ゲームプランナーでも全員が会話上手という訳ではないので。
会話が苦手だと思うのであれば、最低限のコミュニケーションでOKです。
報連相さえできていれば、業務に支障はないので。
尚、ゲームプランナーに興味がある方は、以下の記事も読んでみてください。
将来的にゲームクリエイターをめざしている方へ
ゲームクリエイターとしての制作スキルを身に付けたい方は、専門学校で勉強しておくと良いですよ。
ゲームプランナー/デザイナー/プログラマーなど業務に必要となる知識について実践的に学べるので。
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